バーチャルコミュニケーションズが提供する豊富な実績のWebガイドライン策定コンサルティングサービス

WebGuideline Consulting

導入事例

三洋電機株式会社

赤井清一さん

グローバルなWeb戦略を支えるガイドラインの策定により、 国内外300サイトのガバナンスを効率的に推進。

三洋電機株式会社
マーケティング本部 Web戦略担当部長
赤井清一さん

概要

日本有数の総合電機メーカーである三洋電機様では、国内外300を超えるサイトのクオリティコントロールとブランディングが大きな課題でした。また、社内Webご担当者様のリテラシーの向上やサイト制作時のベンダーコントロール、コストパフォーマンス向上も大きなテーマとなっていました。そのため、サイトのあるべき姿に関するフレームワークを再構築して各種ガイドラインのリニューアルをご提供。単なるガイドラインのWeb化にとどまらず、Web上からテンプレート/素材ダウンロードが可能、かつ内容の充実したマニュアルサイトを作成しました。さらに、テンプレートファイルに含まれるパーツ、各種ソースコードの解説をインタラクティブに行える機能の企画・設計・実装をご提供。グローバルなWebガバナンスの推進をサポートしています。

新ガイドラインを基準にグローバルサイトのドメインとサーバーを集約。

赤井清一さん
赤井清一さん
まず、御社のWeb戦略機能についてお聞かせください。

赤井昨年度まで、Web戦略機能は、広報機能を中心としたコーポレートコミュニケーション本部内にありました。以前までは、CIやブランディング、環境への取り組みなどにおけるビジョンやメッセージがワンボイス化されておらず、国内でも法人によって言うことが違ったり、ロゴ使用規定も徹底されていなかったり、グローバルではさらに錯綜しているといった状況でした。そのため、Web戦略も当初はグローバルなコーポレートガバナンスを中心にスタートしています。2009年度からWeb戦略機能は、Webをマーケティングに活用することを主題に切り替え、マーケティング本部の所属となっています。

ガイドラインを改訂することとなった経緯についてお聞かせください。

赤井三洋電機にはWebサイトに関するプロジェクトとして、2007年度からの3ヶ年計画があります。私は、その担当に2008年2月から着任したのですが、2007年度は実態調査を行い、当社グループWeb全体の骨子をつくるといったプロセスがありました。例えば、ドメインはグローバルで「sanyo.com」に集約し、サーバーも集約していくというようなところです。そこで、プランニング全体のサイトストラクチャー、および設計のアウトラインが出来上がり、それをマニュアルに落とし込むこととなりました。それが今回、2008年7月のガイドラインのリニューアルになります。

ガイドライン策定の対象となったWebサイトについてお聞かせください。

赤井3ヶ年計画のプロジェクトでは、今年度末の2010年3月までに計画の完了、すべてのサイトをガイドラインに準拠させることを目標としています。実際のところ、グローバルなローカルサイトまでのすべてを徹底させることは難しく、完全に100%までとは言い切れないのですが、主要サイトについては完了できるという見込みをもっています。現在、全体のページボリュームやアクセスボリューム的な面から言いますと、80%ほどまではドメインを集約、サーバーも集約が進行し、Webのデザインを含めてガイドラインに準拠した状況となっています。ここまで改善が進みますと周辺の2割は自然淘汰と言いますか、自主的に追従してくると考えていまして、今月2009年10月から12月にかけても、続々とサイトがリニューアルされ、新しいサーバーへの移行が進んでいく状況です。

オンラインでガイドラインを活用し、Webガバナンスを効率的に推進。

赤井清一さん
赤井清一さん
プロジェクトの中でバーチャルコミュニケーションズを選んだポイントは何でしょうか?

赤井2008年7月以前より、弊社にはWebサイトに関するガイドラインとして、“マニュアルver1.0”と呼ばれるものがありました。まず、その問題点を的確に指摘していただいたことが、バーチャルコミュニケーションズさんを選んだ大きなポイントでした。既存のマニュアルは講釈や守ることの羅列で、それを守るためにはどのようにすればよいのかなどユーザー部門に落とし込む手法がまったくなかったのです。バーチャルコミュニケーションズさんからのご提案はそこが非常にシンプルで、テンプレートをダウンロードし、パーツごとに解説があって分かりやすく提示されていました。また、我々にはガイドラインに100%完全に準拠しなくても、守るべきマストな部分、推奨部分や自由な部分を明確に表現して、許容範囲内でルールの遵守をはかりたいとの考えがありました。その辺りも、バーチャルコミュニケーションズさんのご提案では適切な分類で明示されており、スムーズな導入がはかれ、さらにガイドラインの遵守が見込めるものでした。

ガイドライン導入後に変化・改善されたポイントはどのようなことでしょうか?

赤井実際に制作する側にもテンプレートを使うことで、ヘッダー/フッターはもちろん、標準的なメニューやパーツがセットでダウンロードできることのメリットを理解してもらえました。極端なことを言えば、テンプレートを利用することで、サイトデザインなどをしなくてもページ制作ができてしまうということです。そのため、テンプレートの導入により、サイト制作における企画・デザインのコストをかなり抑えることに成功しています。

グローバルな企業様は、グループ会社や地域などの違いによりガイドラインの遵守が難しいとよくお聞きするのですが、三洋電機様はとてもスピーディーに改善されていらっしゃいます。この点に関しまして、ガイドライン以外にも御社の体制や運用方法などに効果的な要因があったと思うのですが?

赤井三洋電機の場合は、サイト集約に関してポイントが2つあります。ひとつはグローバルです。これに関しては、三洋電機グループが2008年の4月より開始した地域統括会社という組織を活用しました。その地域統括会社のサイトをリージョンサイトと呼び、各エリアの三洋電機を代表するサイトと位置づけています。これが海外に5ヶ所あるのですが、このリージョンサイトを2008年度に1年間かけて全面的に改正しました。現場任せでは難しいと考え、まず我々が行ったのは現地に出かけて自力でできるかのヒアリングとその判断でした。5つのうち2つは自力でリニューアルしたのですが、それ以外は日本に持ち帰り、我々国内のスタッフでリニューアルしました。要所となるサイトのガイドライン準拠を完了したことで、順次そのエリアの周辺サイトが自主的にガイドラインを遵守する流れになったということです。

もうひとつのポイントですが、三洋電機ではコーポレートサイトとそれ以外のサイトといった構造になっていました。コーポレートサイトは会社情報を中心に広報部門が始め、商品サイトはそれぞれの事業部が独自で制作するためサイトが乱立し、Web戦略や統制するルールも存在しませんでした。ガイドラインの遵守に向け個別に対応するのは、非常に大変な作業となります。そこで、まずガイドラインに準拠した総合商品サイトをつくり、それとコーポレートサイトと統合し、サイトを集約する方法を取りました。総合商品サイトは2009年6月に開設し、家電用と業務用があり、商品データベースの中に商品情報を集約し、ある程度CMS化されています。総合商品サイトは、三洋電機でも最大のアクセスボリュームがあるため、多くの商品サイトが自主的に移行してきたことで、ガイドラインの遵守も進みました。

Webサイトに関して、今後の課題や展望、弊社へのご要望などについてお聞かせください。

赤井プロジェクトの現状は、見た目で判断できない細部でガイドラインが遵守されていない部分もありますが、バーチャルコミュニケーションズさんのサポートのおかげで、ほぼ計画した範囲内で進んでいます。Web戦略も2009年度には、CI的な活動から次のステップとしてWebをマーケティングに活用していく段階になりました。現状、BtoBに関して言えば、アクセスは増えているのですが、誰が訪れているかが把握されていません。そこのデータをお問い合わせやアンケートなどにより集積し、三洋電機から情報を受け取っていただけるお客様を増やしていくことが課題です。サイトを見に来てくれるお客様を我々も見えるようにして、Webを通じて顧客とのコミュニケーションをはかっていきたいと考えています。マニュアルver1.0から2.0への改訂は、非常に大きな成果を収めました。ただし、その次のver3.0への飛躍も絶対に欠かせません。それはいかにWebを活用するかの要素をマニュアルへ盛り込んでいくかになります。例えばアクセス解析であれば、ただ単語を入れるだけではなく、どのような入れ方すればどんなことができるのか。また、サイト内検索ツールや動画配信する際の手法、SEOなど総合的なシナジーが出る要素などを考えているのですが、まだこれからという状況です。この辺りをバーチャルコミュニケーションズさんにサポートいただければと思っています。

最後に、オンラインでガイドラインを活用しグローバルに展開するなど、業界の中でも先進的な取り組みをされている企業のWeb戦略に関わる方として、同じ様な立場の方へのコメントをお願いいたします。

赤井BtoCに関しては、明らかに自社サイトの範囲だけではなく、周辺サイトへの情報拡散・連携が不可欠です。一例を挙げれば、ブログや検索サイト、ECサイトと商品サイトの関連づけなど、周辺サイトと連携しやすいか、連携できているかが大事なところだと考えています。そのためにも自社サイトの役割を明確にして、周辺サイトが組しやすい形をつくることです。また、商品のプロモーションにとどまらず、社会性や顧客メリット考え、会社の専門性を生かした、そこだけにしかないコンテンツが大切だと感じています。これは周辺サイトへの求心力にも繋がるはずです。BtoBに関しては、先ほど言いましたように、自社サイトを訪れるお客様を見えるようにして、Webを通じていかにコミュニケーションをとることだと思っています。

本日はありがとうございました。 

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